タイタニックのエンディングがすごすぎる

 

初めまして!

先日風邪をひいて寝込んでいた時にあまりにも暇だからゲオで借りてきたタイタニックを10年ぶりに見て夜中の2時に感動が頂点に達し号泣しすぎて更に嗚咽した丸窓店主です!

いやーやっぱ名作ですねタイタニックは。音楽・映像・キャスティング・ストーリー全てにおいて完璧すぎる作品です。僕は物心ついた時から『涙腺が蛇口でできてるんじゃないか』と言われるぐらい涙もろい人間でして、基本的にはどんな映画・ドラマ・アニメ・ドキュメンタリーを見ても泣いてしまいます。子猫のチーの最終話エンディングなんて何度みても泣きます。

NHKのプロフェッショナルなど『どこに泣き所があるの?』っていうモノでも普通に泣きますし、探偵ナイトスクープでは西田局長の涙腺と完全にリンクします。彼もなかなかの涙腺ですよ。最古の記憶では7歳ぐらいでおぼっちゃまくんをみて泣きました。

そんな泣きのプロである僕が自信をもって『感動する映画トップ1』に選ぶのがタイタニックなのです。だいたい同時期ぐらいに公開された『アルマゲドン』と比較されやすいのですが、僕は完全にタイタニック派です。映画に嗚咽まで持っていかれるとは思ってませんでした。

初めて見たのは黒崎のさびれた映画館で、同級生の許斐君と2人で見に行きました。男2人で恋愛映画見るのもつらいですが、それ以上に『友達と一緒だから恥ずかしくて泣けない』って我慢し続ける方がつらかったです。

誰もが知ってる作品なので細かい話は置いといて、20年以上前に作られた映画とは思えないクオリティですよ。マジ半端ないっす。キャメロン天才。

やはり一番の見どころはケイトウィンスレットの裸ではなく、タイタニックが氷山にぶつかってから沈没までの描写。結構長いんですけど、常に変化し続ける状況と目まぐるしいストーリー展開でダラける事もなく、本当に息つく暇もありません。30分ぐらい無呼吸で鑑賞してるとさすがに意識が朦朧としてしまいます。

もちろん泣き所は随所に散りばめられております。ぱっと思い浮かぶのはローズが救助ボートから船に飛んで戻ってくる場面や、ジャックが沈んでいく場面ですね。この辺は例外なく100%泣きます。他にも船長が自らの責任を感じ死を覚悟して船長室で最後の時を待つ場面や、起こった現実を受け入れ逃げることなく部屋のベットで最後の時間を過ごす2人の老夫婦のカットなど、挙げればキリがありません。

最後にローズが『ジャック・・・ジャック・・・』とかすれた声で呼び続ける場面もそこそこ精密なモノマネが出来るぐらい練習しましたが、1度も人生の役に立ったことはありません。

そしてなんといってもこの作品、1番の泣き所はそう!もうみんな分かってる!ラストのエンディングです!久しぶりにタイタニックをレンタルしようと思ったのは『このエンディングを見る為』と言っても過言ではありません!このエンディングをこえるエンディングなんて存在するのでしょうか!?しない!そんなもの存在しないのです!

物語の回想(本編)が一通り終わり、最後にばあちゃんローズのベッドシーンから深海に変わり、沈没した船の中を進む映像が流れるんですが、途中から『沈没前』のタイタニックにフェードして変わっていくんですよ!まだみんなが幸せな時間を過ごしていたあの時のタイタニックに!

で、フェードのしかたが本当に綺麗で、これがまたたまらんですよ!フェード効果はエンディング以外にも『現在と過去の話が移る場面』で何度か使われております。

実は僕も『動画編集者』という料理人以外の顔がありまして、フェード効果ってのは非常に使い勝手がよく、結婚式のフォトムービー・余興ビデオ・エンドロールなどを作る時には必ずと言っていいほど使う効果です。むしろ僕はこれしか使いません。基本的には写真から写真、動画から動画への移行をスムーズに行うという特性を頼りに使用する事がおおいのですが、このタイタニックの場合はその1段階上の使い方をしてます。

スムーズに場面移動する・・・ってのが当たり前の使い方なのですが、そこに『話の流れ・場面を切断せずに時間軸移行(一発のフェードだけで何十年もの時の流れを表現)する』っていう使い方をプラスしてるんですね。素人からみりゃ上級テクニック。これぞプロの仕事。

動画から動画への時空間移動を違和感なく完璧にフェードさせるってのは、一見簡単そうですが、それぞれの動画を全く同じ角度・距離・カメラワークで撮る必要がでてきます。分かりやすく言えば劇的ビフォーアフターなんかはその手法ですね。あれはカメラの場所とパンの速度と方向をしっかり定めて前後の状況の変化を録画して『なんという事でしょう』って言ってます。

この作品では現在(ばあちゃんローズ)と過去(本編回想シーン)の往来が何度かあり、それぞれの場面で最大限のフェード効果を引き出せる様に撮影されていますし、その中でも特にこのエンディングのフェードが1番素晴らしい!動きがカメラのズームイン・アウトだけじゃなくて、しっかり動いてますからね!しかも単純に敷かれたレールの上を移動してるだけじゃないんですよ!水の中を表現するためにゆらゆら浮遊感があるんです!CGの可能性もありますが、もしこれがカメラで撮影された物なら考えられません!これだけでもすごい!

更にすごいのが、急にパッとフェードするんじゃなくて、まず最初に何をフェードさせるかって窓から差す光なんですよ!海底に沈む真っ暗なタイタニックの中にまず『光』を入れるんです!普通に1発のフェードだと光も景色も同時にフェードしてしまうんですが、おそらくこれは2重3重のフェードを駆使して先に光だけがフェードするように編集されてます!ボロボロの船内にまだ希望を乗せて走ってた頃の外からの光がファーっとさしてですね!それから徐々に当時の豪華なタイタニックに蘇っていく!20世紀最大のフェードです!素晴らしい!

そしてそのフェードから約1分半の間にすさまじい数の泣き所が、太鼓の達人を彷彿とさせる怒涛の攻めを見せてくるので絶対に瞬きできません!1回でも瞬きしたら巻き戻ししてばあちゃんローズからリスタートしてください!

でですよ!ドアマンがドアを開いてカメラが入った瞬間から水中の浮遊感が消えて人間目線のカメラワークに変化してですね、なにが起こるかと思いきや大時計の前で顔なじみの連中が所狭しとガン首そろえて並んでおりましてですね!楽器を奏で続けた音楽隊とか、ジャックの友達とかが視界に入ってきてですね!こう、歓迎されているような雰囲気が醸し出されてですね!ファ~ファ~ファファ~とか借りてきた猫みたいに鳴いてた音楽もここで一気にファーッ!!来たー!!って盛り上がってですね!マイファートウィルゴーオンって曲のリコーダーバージョンみたいなヤツなんですけどその音楽の変化だけでヤバいヤバいなんですけどそこに拍車をかけてすんごい良い笑顔なんです全員!めちゃめちゃいい笑顔でこっちを振り向くんです!ちょっとやめてくれよマジ勘弁ってもうこれだけで泣けるワケですよ!みんな死んだじゃんって!さっき死んだじゃんって!

でですよ!少し進んでいくと階段の上でレオナルドディカプリオ役のジャックドーソン選手が背中を向けて待ってるわけですよ!さだまさしに命令されたワケでもないのに!顔は見えないけど絶対あれはジャック!間違いない!あの小汚さはジャック!はいこの間たった2秒!嘘だろ早すぎるって!次の泣き所もってくるの早すぎる!マジか!追いつかないって気持ちが!もう涙で画面が見えない!見えないけど瞬きするとまたばあちゃんローズからリスタートなのでここからは心の目でみてください!

でどんどん進んで階段上ってジャックに近づいていくんですが、カメラ主観の状態で手を差し伸べられるワケです!その時のジャックの表情がまた素晴らしい!全く演技臭くないんですよこれがまた!バカみたいにニコーッと笑うんじゃないんです!なんかこう、笑ってはいるんだけど口を一文字に閉じて照れた感じと緊張感がしっかり表現されてて、でもポッケから差し伸べる手だけはスッとめちゃめちゃ紳士的で、もうジャックになら抱かれてもいいって訳の分からない感情になるわけです!

もちろん手が差し伸べられるって事は、誰かをエスコートしようとしてるって事になりますゎーね!そこでジャックに答えるようにカメラの後ろからスッと手がでてくるんです!まさかまさかまさか!もしかして!って軽いメダパニ状態ですが手が出た瞬間に誰の手かは分かってるんですそうローズしかいない!この瞬間もグッと来る!んでカメラが左に移動しつつ右にパンしてそこに現れるのがそうやっぱりローズ!えげつないなー!やることがえげつなすぎる!このパンを期にローズ主観カメラワークだったのがジャックとローズ2人をメインにしたものにスイッチされます!もうこの瞬間が俗にいう弁慶の泣き所!悲しさと嬉しさが入り交り嗚咽の始まりを予感させます!

もうこの時点で望むものは何もない最後に2人を会わせてくれて本当にありがとうスピルバーグ監督ってなっちゃうんですが、まあここまできたらやっぱチューの1つや2つやっとかないと劇場の皆さんの気持ちが収まらないというか、もし台本に無くてもプロ同士ならアドリブでそういう流れになりますし、むしろ台本に『ここでチュー』って書かれてなかったら役者側から訴訟起こされるレベルですし、丸窓ギネスブックにも例外なく4度目の泣き所として公式に認定されてます!ありがとうオリゴ糖って!心からそう思えます!

しかもローズがキスの直前に何度も目線を落としたり『さあキスだ!』となった瞬間、自分からキスに行くのをためらっているんです!ジャックから来てくれるのを待つんです!肩に回す腕とかもすぐにガバッと行くわけじゃなく、ここでも躊躇する!浮かしてるんですよ腕を!ジャックの肩になるべく触れないように回してるんです!なんでこんなに細かい部分で躊躇を表現しているのかと考えてみたんですが、もしかしたらばあちゃんローズが亡くなって、やっとジャックのいる世界に行く事ができて(肉体は若返ってますが)、ローズからしたら何十年ぶりの再会という設定で『長い時間が経ってしまったけどジャックはまだ私のことを愛してくれているのか』という不安がローズ側にあったのではないのかと!そのどうしても拭いきれない不安が細かい躊躇として表れているのではないのかと!そう考えるわけです!いやこれは完全に僕の妄想なんですが、ここまで妄想を膨らませてくれるぐらい精密な演技!本当うまい!レベルが高すぎる!!

もう、あかんと。これはさすがに亜寒帯熱帯高気圧だと。これ以上、僕の体から貴重な水分を奪わないでくれと。人間の体の70%は水分でできていると。バファリンの半分は優しさでできていると。人間の一生の3分の1は睡眠だからもっと寝具に金を使えと。そんなことはもう本当にどうでもいいんです。とにかくこれ以上泣かさないでほしい。

と思った瞬間、2人のキスを祝福して周りの乗客や乗組員全員が、2人の為だけに盛大に拍手をするんです。ここで完全に嗚咽本格始動。この状況で泣かないのは中森明菜ぐらいなもんです。本当やばい。やばみがすごい。で、僕ももちろんテレビの前でううううううとかいう謎のうめき声と共に拍手です。スタンディングオペレーションです。『まじすげえ』とか独り言いいながら感動の極みに達するわけです。アドリブか台本かわかりませんが船長だけが遅れて拍手始めたり、ローズのフィアンセが拍手しているのかどうかはカメラから外して謎のままにしたり(いちおう2階にいます)本当芸が細かい。このわずか1分ちょいの1シーンの中にあらゆる技法と登場人物1人1人に対する愛が詰め込まれまくっているわけでして、物語としてはバッドエンドだし不謹慎かもしれませんが、この1シーンがあるだけでなぜかとても幸せな気持ちになっちゃう。これが唯一無二、史上最高、奇跡のエンディングと称される理由となります。

 

以上、僕の涙の瞬間最大降水量が災害レベルに達した状況を克明かつスリリングにお送りしました。ご清聴ありがとうございました。

いやー本当ごめんなさい。軽い気持ちでタイタニック愛を語るつもりだったのが思いのほかヒートアップしてめちゃくちゃ読みにくい感じになってしまいました。でもすっきりしました。完全に自己満足です。

ちなみにブログ用のアイキャッチ画像を探してたらたまたま『タイタニックのエンディング部分だけ』を公開している動画がありましたので下に載せておきます。

『昔みたけど、話の内容はよく覚えてないな』っていう方がいれば、是非これを機にもう一度タイタニックをご覧になってみてはいかがでしょうか?本当に面白いです。できれば吹き替えじゃなく字幕で見て頂きたい。

 

 

そしてなんと沈没した本物のタイタニックを潜水艦で見に行くことができるツアーまで存在している模様。その額1000万円。額うんぬんは置いといて、僕は飛行機も船も潜水艦も怖いので一生行けません。1000円でも行けません。

あ、たった今パートのちえみさん(仮名)とあべさん(仮名)と嫁さん(仮名)が『平成最後の満月』をラインで送ってくれてたので、せっかくなので載せときますね!

 

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。