【追記】『アンパンマン・名犬チーズ』の矛盾が気になってしかたない

 

【執筆】この記事は2007年3月にネット公開しました

【再編】この記事は2017年7月23日に再編集しました

【追記】この記事は2018年10月11日に追記しました

 

こんばんわ!

嫁さんと近所の某洋服店(しまむら)に行った時、高校時代に体育祭の大きな看板を一緒に作った同級の女の子が働いていたのでテンション上がって会計の時に『僕の事覚えてます?』と尋ねたら『覚えてません』と言われた丸窓店主です!

 

『日本一有名なパンは?』

そうアンパンマン。タイトルに書いてるので間違えるほうが難しいです。

『アンパンマンはパンじゃなくてマンだろう』

とかそういう僕に不利な部分はスルーします。今回の話は無限に続くパン物語にしゃしゃり出てくる『チーズと名乗るワンコ』について議論を交わしていきたいと思います。

 

主な登場人物

ジャムおじさん

日本国民の89%が勘違いしてると思うんですが『アンパンマン』はジャムおじさん1人の力で作り上げたマンではありません。たまたま焼いたパンに、たまたま流れ星が落ちてきて、たまたま宇宙の力で誕生したのがアンパンマン。どちらかと言うと宇宙要素の方が強いのです。

それを何か『アンパンマンはわしが作った』みたいに手柄を独り占めしようとしている姿勢がちらほら見えるので僕はこのおじさんを深い部分では信用しておりません。

『新しい顔を焼くよ!』意気揚々と叫んでいるものの、どう考えたって焼き始めが遅すぎる。常にスペアを1個用意しとくべきですが、そこまで頭が回らない後手後手パン職人。それがジャムおじさんです。

 

バタコさん

助手的な立場の発言権を利用し、時折うまい事を言っては好感度アップに必死な年齢不詳の女性。物語上、特に重要な役割を果たしているワケでもなく、ジャムおじさんの後手後手な行動に流されるだけの非生産的キャラ。熱狂的なファンもついておらず、メロンパンナ・クリームパンダという新レギュラーの成り上がりに怯える毎日。急にいなくなっても誰も気付かないようなユンソナ的存在。

ただ1つ厄介なのが『おむすびまんに目をかけられてる』という事実。理由は『妹に似てるから』と、おむすび本人が証言しているので否定したくはありませんが、どう考えても似てるワケがない。確実に種族が違います。米飯と人間ぐらい違いますが米飯的感性から見れば似ているのでしょう。

そこそこの権力があるおむすびまん君に気に入られているせいで、プロデューサーもなかなかクビにできないパン職人補佐(妖精)それがバタコさんです。

 

名犬チーズ

バタコに拾われ

アンパンマンに拾われ、バタコに『チーズ』と名付けられたワンコ。うまいことジャムハウスに転がり込んだのち、バタコの存在感を消す勢いで前へ前へ出る雛壇芸人の鑑。

レアチーズちゃんという彼女もいるし、犬専用飛行機の操縦だってお手の物。セリフは『アン!』だけなのにどうしてこんな優遇を受けているのか?アットホームな会社ですらここまでの福利厚生は整っておりません。

他に犬キャラがほとんどいないのに、ドコの犬と比較されて『名犬』という称号を与えられたのか?むしろあの世界ではカバやウサギ、果ては歯磨き粉ですら言語をしゃべれるのに、名犬チーズは喋る事ができないのです。皮肉で『名犬』と呼ばれている様にしか聞こえません。

『山寺宏一の息がかかっているんじゃないのか?』と悪い噂が後を絶たないのも納得できる犬。それが名犬チーズです。

 

大きな矛盾の発生

ジャムハウスで共に暮らす名脇役3者。もはや運命共同体と言っても過言ではない、けどおかしいですよね。

おかしいと思いませんか?

ジャムは食パンに塗る

バターも食パンに塗る

チーズは塗らんでしょう。

塗ります?チーズを?食パンに?

チーズはピザにのせるか裂いて食べるかの2択。どれだけ譲歩しても『食パンに塗る』という選択肢は浮かぶはずがないのです。

ひょっとしたら『パンに高級なめらかチーズを塗る』のがセレブ界やオランダの常識なのかもしれませんが作者は『やなせたかし』ひらがなおじいちゃん。完全に昔ながらの日本人です。

10000歩ゆずってミス・ヤナセがセレブだと仮定します。それでもアンパンマンは日本のアニメ。そこそこの大金と引き換えに子供たちに夢と希望を与える誇り高きジャパニーズアニメ代表格なのです。

日本の最低限の文化はきちんと取り入れ反映させなくてはなりません。そこがブレれば心がブレる。アメリカで納豆卵御飯マンをゴリ押しする様なもんです発砲事件が起こります。

 

どうすれば回避できたのか?

やなせ先生はキャラ設定する段階で『日本全国・国民アンケート』を実施する必要があったと僕は考えています。日本のパン事情を充分に理解していないまま他人の意見に流されアンパンアニメは作るべきではなかった。

確かにインターネットが普及していない何十年前の時代の話。全国調査となれば経費も労力もかかりますが、統計学的に1000人いけば充分。

この作業を怠ってしまったが為にやなせ先生は『チーズ』なんて狂い咲きもいい所の名前を付けてしまったのです。

 

 

そうなんですピーナッツクリームなんです3位にチーズが食い込んでくるワケがないチーズ塗る文化なんて無いんですよ日本には。

おやつチーズが流行り『チーズ=固形物』という概念が定着していた80年代後半。ジャムおじさん・バタコさんの流れで、チーズて。

流動性のあるピーナッツクリーム・ママレード・ブルーベリージャムを差し置いて、チーズて。

納得できないでしょう他の権利者たちが。

本来あのワンコの名前は『チーズ』ではなく『ピーナッツクリーム』だったのです語呂が悪いとかそういうのはああー聞きたくありません。

 

ピーナッツクリームよりマーガリンの方が上位なのでは?

そんなの論外です。マーガリンはバターと半同類項の油脂カテゴリー。そしたら次は糖分の強いジャムだけ仲間外れになるでしょう。そしたらジャムをショートニングとか牛脂とか油脂カテゴリーに入れざるを得なくなるでしょう。パンに牛脂をいれますか?遊びですき焼きやってるんじゃないんですよ。

前提として『3者はパンを起点とした同じカテゴリーネームを共有するべき』という今回の議論で最も大事な点を忘れてはいけません。虎舞竜のロードだって似たようなもんです。

そして最も大事なのは『パン』ですから。油脂カテゴリーに視線を移せば楽そうに見えますが、現時点より問題の深刻化を辿る事になるんです。

白絞油だのキャノーラだの視野は無意識の内にどんどん別方向へ向かって行き、核(コア)である『パン』すらも見えなくなってしまう非常に危険な考えです。

 

語呂が悪すぎるのではないか?

大丈夫、略せばいいだけの話です。

『ピーム』

3文字・子音一緒・伸ばし棒までキッチリ入ってトリプルスリーじゃないですか『チーズ』となんら変わらないどころか愛嬌すら感じてしまう。

『いきなりピームとか言われてもピーナッツクリームなんて分からない』

逆です。分かりにくさを逆手に取る発想。ピンチはチャンス。僕の妹の母の娘が言った言葉です。パッと聞いた感じ分からないから色々な憶測が飛び、話題性が生まれる。

一通り世間を騒がせた後で公式で『ピームとはピーナッツクリームです』と発表すればいいだけの話。ピーム誕生のエピソードなんかで1話作るのもよし。DVDの売り上げにも貢献します。

 

改名する事で発生するメリット

視聴者が無意識に考えてしまう『今日は食パンになに塗ろうかな?』という選択肢が【ジャム】【 バター】の2択ではなく【ピーム】を加えたクリーンナップを形成するのです。

もちろん業界は名犬ピームを主軸に宣伝広告を打ちまくり、業界全体の収益が爆上がり、マーケットはネズミ講ばりの拡大を見せ始めます。

いっぽうそのころ小学校では『ピームってピーナッツクリームの事だったんだって!』1日中その話でもちきり。もうてんやわんや。その浸透力はクレ556を上回り爆発的なピームブーム到来。

商品名は早くも『ピーム』という略語で流通しはじめ、広辞苑に載り正式名称へ進化。日本のピーム業界は世界から注目されワールドシェア80%へ到達。日本国家の貴重な収入源となり政府も援助金を惜しまない。

食卓にはジャム・バター・ピームがある光景が当たり前。子供の好きな食べ物ランキング4位のあんかけ五目そばを上回りベスト3位にランクインするほどのヒット商品となる。

 

アンパンマンは人生に2度現れる

時の流れは残酷ですね。思春期に差し掛かった頃、あれだけ大好きだったアンパンマンの事など忘れてしまうのが人間という生き物。

恋愛・成人・就職・結婚、そして待望の子供が生まれ、歩きだし、目に映る様々な事に興味を持ちはじめます。

ピタゴラスイッチを意味も分からないまま仁王立ちで静観。そんな時期に まだ言葉すら覚えていない子供の心をさらっていく者がいます。

丸い顔した正義の味方。

ていうかパン。

いや、マン。

あなたはその場所で、十数年ぶりに彼と再会を果たす事になります。

『うわ懐かしい!アンパンマン、ジャムおじさん、バタコさん、ピーム。パパ全員覚えてるよはっはー。小さいころ見てたからね!ピーム・・・久しぶりにピーナッツクリームでも買ってみようかな~。』

時代の流れに翻弄され、いつしか思い出される事すら無くなっていた流動食ピーム。瞳を閉じれば空白の時を埋めるかのように、心が、身体が、ピームを求めている。

直方イオンで購入したピームをパンに塗るわけでもなく、人差し指でひとすくい。一口ほおばると広がるピーナッツの焙煎された香りと心地よい甘さ。遠い日の情景。幼き日の記憶。

 

僕(35)は

子供の頃に想い描いていた

理想の自分になれているのかな

 

ここまでの長い道のり、決して妥協して進んできたわけではない。

しかし大切な何かを忘れていないだろうか。

大人の階段をのぼる途中、邪魔になって置いてきたのかもしれない。

後で取りにいくつもりだった。

忙しさを理由に忘れたふりをしていた。

踊り場で足を止めて時計の音を気にしてた。

そう。

あの頃の純粋で汚れもない少年の心。

迎えに行こう。

今ならまだ、遅くない。

トゥーマッチペイン。

 

 

2018年10月11日追記

ツイッターのフォロワーさんがまさかの衝撃的発言。これが本当なら、僕は知らずの内にとんでもない過ちを犯してしまっているかもしれない。

さっそく裏を取るべく調査したところ、フォロワーさんの話を裏付ける決定的証拠が湧いてでてきたのです。それがこちら。(wikiより抜粋)

 

 

アニメ・アンパンマンの元祖となる絵本の中では、確かに『チーズ』と呼ばれる犬が存在し、バイキンマンが『裏切りだ』と発言している。フォロワーさんの発言はまぎれもない真実だったのです。

僕は絵本を読んだことがなく、当ブログも『アニメの記憶』を辿って書いたので、念のためアニメの方も調査してみました。

 

はい。僕の記憶は僕の記憶で間違ってはいませんでした(アンパンマンではなくバタコさんに拾われたと勘違いしてましたが)

もしかしたらアニメでも『チーズは昔、バイキンマンの手下だった』という回想昔話もあるかもしれませんが、わたくしそこまでアンパンマンマニアでは無い故、把握してはおりません。

新たな情報を提供してくれたicchaさん。

ありがとうございました!

『チーズはピーム』という結論も曲がらなかったので良かったです。

あと少しでこの記事が消滅してしまう所でした。

 

 

どうですか、やなせ先生っ・・・!

ピームの無限の可能性を感じてもらえたはずかと思います!善は急げです!何かを始める事に遅いことなんてない!やなせ先生に教えてもらった事です!明日からあのワンコの名前を『ピーム』にいたしましょう!よろしくお願いします!

この記事は2007年。まだやなせ先生がご存命中に書いていた物であり、決してやなせ先生を侮辱する意図で書いた物ではございません。うちの子もアンパンマン大好きです。非常に助かっております。ご冥福をお祈りいたします。

 

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2 件のコメント

    • え!?ゴッドインゴッドさんも名犬チーズの存在に疑問符を打ち出していた四天王の1人だったんですね!だいたいこの話をするとドン引かれる事しかないので心強いです!

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