エプソンプリンタ『PX-504A』を修理する

 

こんばんわ!

博多の全日空ホテルで働いている時に母校である中村調理師専門学校・製菓専門学校の全校生徒300人ぐらいが食事マナー研修みたいな感じで大ホールで会食するイベントの際に『同じ学校の先輩から後輩へメッセージ』という理由でステージに立ち『休みの日は何をしているんですか?』という生徒からの質問に対し『昼からビールを飲んでます』という回答で会場を静まりかえらせた丸窓店主です!

 

『もうすぐ死にます』というメッセージが届きました

どうやらプリンタ内のゴミ箱とも言える『廃インクタンク』がいっぱいらしいです。

このままほったらかしにしていると本体にロックがかかり使えない状態になるので、エプソン修理センターに連絡。

福岡から一番近い鳥取の修理窓口へ確認した所、送料1500円、修理代最大7000円、合計8500円と消費税で約9000円近くかかるという事。

『もう5年ぐらい使ってるし、修理に9000円も出すなら新しいの買った方がお得だね』と判断し修理拒否。

後続機を調べましたが、どうやら無いみたい。別の型を買ってもいいけど、在庫を抱えたインクが勿体ない(下図)。

 

『もう同じプリンタ買お!』

しかし新品は出回っていない様子。ヤフオクで発見した商品はほとんど『ジャンク(故障)』の商品。その中に『メンテナンス済み』が9999円であったので、説明を読んでみると・・・

 

「廃インクタンクカウンタリセット&洗浄済み」

『なに!?そんな事が可能なの!?やってみよ!』

 

 

修理開始

毎度の事ですが知識ゼロで突っ込みます。もちろんネット先生に修理法をご指導・ご鞭撻して頂きながら。便利な世の中です。

 

 

復帰に必要な作業は上動画の通り『カウンタリセット』『廃インク吸収パッドの洗浄』この2つです。

動画のプリンタと僕のプリンタは型式が全然違うので、大体のやり方を頭にいれて勘でいきます。成功するかは分かりまてん。

動画を見る限りカウンタリセットには『無料ソフトのインストール&有料解除キーの購入』が必要らしいです。9.99ドルだから1500円ぐらいかな?

とりあえず先に無料で出来るインクタンクの洗浄をやってみようと思います。解除キーを購入した後にプリンタを分解して壊れたら、悲しさに包まれて目に映る全ての物がメッセージと化しますからね。

 

エプソンPX-504Aを分解する

動画の説明通り【プリンタ起動】【インクカートリッジ全撤去】【そのままの状態でコンセントとUSBを抜く】【分解作業】という順で下ごしらえ完了。

 

蓋を開けた状態で目に見えるネジを全除去。動画ではここから【内蓋を開ける】【右下のインクタンクを取り出す】という流れですが、やはり構造が違うようですね。これだけでは廃インクタンクを確認できません。

 

どんどんバラしてますが全然インクタンクが姿を現しません。まだどこかでネジが利いているせいで内蓋も開きません。よく観察してみると、外蓋周辺にまだネジが隠れてそう。ここまで来たら全部外します。

 

ありました隠れネジ!やはり外蓋の真下に!こいつのせいで開かないんですよ。さっさと外しましょう。しかしエプソンさんは大変な場所にインクタンクを設置してますね。修理センターで部品交換するにも、ここまで分解するのは、かなりの手間でしょうに。

 

なんか電気系統の変な線がからまってきて邪魔なので外します。

 

ほぼ解体しましたが内蓋が開きません。まだどこかにネジ野郎がいます。全部はずしたつもりなのですが。どこに隠れてやがらっしゃるのか。

 

あったー!謎の灰色部品がスポリと抜け、その下に隠しネジが!これさえ取れば内蓋が開くはず!

 

ようやく内蓋が外れました。内部構造が丸見えです。はっはっは。さすがにこれ以上隠れる事はできまいインクタンク君よ。

 

これっぽい。インク方面からチューブも伸びてきてるし、黒いスポンジみたいなのが敷き詰められてます。間違いない。これがインクタンクだ。

しかしコレどうやって外すんだろう?

まだ分解が必要なのかな?

ネジもう無いよ。

お。

よく見ると下の方にあと2つネジがありました。

とりあえずこれを外してみましょう。

産まれたーーー!!

持ち上げただけで底から出てました!!

あれ。まさかこれ。

ネジ1本で止まってた。

って事ですね。

分解する必要なかった。

って事ですね。

泣きそうです。

 

20分かけて分解した労力は全て灰燼に帰す事となりました。

一体なにをやってるんでしょう僕は。

随時無表情でプリンタを元に戻します。

 

全て元通りにしたはずなのにネジ2本と謎の部品が余りました。

なんなんでしょうかこいつらは。

多分それぐらい無くても動きます。

見なかった事にしましょう。

 

無事電源も入りました。

適当に直したので左上の内蓋が浮いてます。

浮いてない事にしましょう。

 

廃インクタンクの洗浄と乾燥

それでは無駄に時間をかけて取り出した廃インクタンクの洗浄に入ります。

動画を見れば水洗いだけでOKとの事。楽勝です。

 

バケツで水をたらふく使いながら洗います。スポンジに水を含ませ、押し出し、をひたすら繰り返します。洗ってみて分かったのですが、このインク吸収パッドは、もんんんんのすごい量のインクを吸収してます。洗っても洗っても無限にインクが出てきます。無限は言い過ぎました。

 

約30回洗ってもまだこの黒さを保ちます。40回目ぐらいで飽きてきたので辞めました。吸収パッドもかなり白くなりました。

 

おてんと様の下で干します。気持ちよさそうですね。明日から身内の結婚式の都合で3連休に入るので、その間ずっと乾かしときます。

 

 

カウンタリセットする

無事に結婚式も廃インクタンク洗浄も終わりました。

しかし廃インクタンクを洗ってセットし直しただけでは『プリンタ』が『廃インクタンクは洗浄済み』という事を理解してくれません。パソコンを使ってこちら側からプリンタに『おそうじ終わったよ』と教えてあげなくてはいけないのです。それがカウンタリセットという工程。

これはプリンタに標準装備されている機能ではないので、特殊な工程を踏む必要があります。本来ならエプソン修理センターで処理される工程なゆえ、一般ユーザーの手でリセットする事は不可能。

ここで登場するのが『カウンタリセットソフト』です。動画に紹介されている通り『専用ソフトを使えば誰でもカウンタリセットができる』という事なのでやってみましょう。

動画に従って【https://www.2manuals.com/】へ移動。

 

 

WICリセットユーティリティでリセットする

本来は全文英語表記ですがネット上では右クリックで翻訳が可能。日本語訳に切り替えて作業続行します。文面に従ってソフトをダウンロードします。

 

 

やばいです。ソフトも全文英語です。こっちはネットじゃないので翻訳ソフトが効きません。パッとみ『Warning!』と書かれてます。『やべえ!』っていう事でしょう。ただ何がやばいのかサッパリ妖精です。

 

 

プリンターがムストでUSBケーブルがネットワーク?

感覚的に『プリンターとUSBで繋げ=電源を入れろ』という事でしょう。プリンタの電源を入れて再起動します。

 

 

進めました。次は『4つ中からやりたい事を選べ』って事でしょうか。上から2番目の『インクレベルをリセット』みたいなヤツだと思うのでクリックしたのですが反応しません。

何度か繰り返すうちに強制終了されました。しかしこれしきの事で諦める僕ではありません。なんてったって、もうやってしまってるんですよ。大規模な廃インクタンクの掃除を。

もう英語みてても何言ってるか分からないので、ネットの翻訳機能で日本語訳を確認します。

 

 

10秒固まってしまいました。僕のプリンタはサポート外の商品らしいです。あんなに一生懸命、分解と掃除したのに。こうなったら文面にある『CISS』に手を出してみます。

・・・ダメですぅ~。CISSってプログラムの事じゃなくて、インクの供給方法の事でした~。今は供給方法なんてどうでもいいんです。僕はただ、純粋に、インクカウンターをリセットしたいだけなんです。

 

 

SSCでリセットする

色々探してみると、もう一つリセットソフトを発見しました。ダメ元でこちらも試してみます。

どうやらサポートプリンタ一覧があるようなので確認してみましょう・・・ええい!アメリカの型番なんぞ見ても分からん!ぶっつけ本番でやってみます。早速インストール。

 

 

僕の夏は花火と一緒に散りました。謎エラーで全く先に進めません。

最終手段。エプソンからむりやりカウンタリセット方法を聞きだします。そもそもプリンターを売っておいて、制限解除の方法も教えてくれないなんて無情すぎますよ。閻魔大王のほうがまだ融通ききそう。むしろ最初から説明書に載せておくべき項目。許せません。

・・・と思いましたが、業者がカウンタリセットにすんなり対応してくれるなら『解除ソフト』なんて出回るワケがないでしょう。罪も無いエプソンの受付のお姉さんの平謝りを聞くためだけに電話するのも気が引けてきました。もう泣き寝入りして新品のプリンターを買う算段でもします。悔しいなあ。

 

 

ところがどすこい奇跡が起きました!

諦めかけていたその時、あるサイトに漂着しました。

それが『廃インクリセットTOOLS』なる怪しげなサイト!99%詐欺!もう詐欺でもいい!詐欺でもいいから僕の心を癒してほしい!

藁にもすがりつく思いで詐欺サイトが説明している通りの手順を試そうと思いましたところ、先ほどインストールした役立たずソフト『WICリセットユーティリティ』の日本語の詳しい説明を発見。時間の無駄になるのは分かってますが、一応試してみますどうせ詐欺なんですから。

 

 

出ました!英語とエラーだらけで断念した悪魔のソフトから『15~16ケタの解除キーを入力してください』的な文面が!きたああ!詐欺とか言って本当にごめんなさい!

 

 

なんとこの詐欺サイトから980円で解除キーも購入できるという事です。普通にドルで購入したらもっと高いですからこれはお得!早速詐欺サイトへ振り込みましょう!

さて、ここで気になったのが『本家のサイトでは9.99ドルで売られている1解除キーが、なぜこの日本語詐欺サイトでは980円という本家より安い価格で売られているのか?』という点。非常に詐欺くさい。1解除キー当たりをかなり安く仕入れないと元が取れない商売だと思うので、僕の好奇心で少し調べてみました。

 

 

なるほど。本家サイトで25キーまとめて買えば半額以下の3.99ドルで購入できるのか。本気で契約して一気に1000キーぐらい買えばもっと安く仕入れる事ができるかもしれません。

それをバラ売りで1キー当たり9.99ドルより少し安めの『980円』で販売すれば、1件あたり500円の儲けという算段。買い手も売り手もウィンウィンという事で成り立っているのですね。

1人で1日20件さばけば月給30万円。

一見簡単そうな商売ですが、ネット検索でひっかける為のSEO対策なんかも打たなくてはならないし、毎日20件あがるかどうかも分からないし、最初のサーバー・ドメイン登録、サイトの立ち上げ、自動メール送信設定にはそこそこの時間と知識が必要ですし、取引の度に入金確認と商品発送(この場合は解除キーなのでまだ楽ですが)も必要だし、別途サービスの『遠隔操作でやってもらう』という部分に関しては数分間リアルタイムでの処理もやらなくてはいけないので、ゼロから構築して維持し続けるには結構な努力と根性が必要ですね。

 

 

しかし今はそんな事どうでもいいのです。入金後すぐにメールで送られてきた『解除キー』を、先ほどの『入力欄』にコピペ。後は勘で進んでいきます。

 

 

んー?

成功したのかよく分からない英文の羅列。見た感じ『Warning!!』とかも表示されてないし、よく見れば自信なさげに『コングラッチュレイション』とか書かれてるし、断言はできませんが成功したっぽいですね。

ちょっと試しに印刷してみましょう。連休前に外で乾燥させておいた廃インクタンクをプリンタに再設置して作業を続けます。

 

 

 

 

カウンタリセットが成功したか確認します

『インクノズルチェック印刷を実行し、紙の右上に印字される4ケタの数字が0000になってたら成功』ってどこかで見たような記憶があるので、一応やってみます。

・・・ダメでした。数字も何も印字されていません。おそらくこの安物プリンターにそんな気の利いた機能は付いていないのです。プリンタに強制ロックかける機能なんだから、それぐらい確認させてくれてもいいのに。

となれば残された方法は1つ。このまま印刷し続け、冒頭の様に『廃インク吸収パッドが・・・』と表示されなければ成功という事にしときましょう。とりあえず丸窓チラシを500枚印刷してみます。

 

 

新たなる問題勃発

何度クリーニングしても黒インクが出てきやしません。安物インクを使ってるとこういう不具合はよく現れるので対処は慣れているのですが、今回はなかなか直りません。

もしかして雑すぎる分解を行ったせいで、ぶっ壊れてしもうたのではなかろうか?嫌な空気に包まれる事務所。というか僕。

 

 

やりました!クリーニングやインク取り替えで復旧作業を行う事20分。ついに黒インクが出てきてくれました!壊れてなかった!危ない!

後は500枚印刷する間に『廃インクタンク』の表示が出ない事を祈るのみ。頑張れ安物プリンタ。

 

カウンタリセット成功!

やりました!インクを取り替えても、ノズルクリーニングしても、500枚印刷しても『死の宣告』は出てきません!これでまだまだ安物プリンターを酷使できそうです!ええ、あと10年は働いてもらいますよ!

 

お詫び

【廃インクリセットTOOLS】さんへ。

終始、詐欺業者扱いして本当に申し訳ありませんでした。償いとして、頼まれてもいないのに宣伝させて頂きます。アフェリエイトではありませんので、カウンタリセットで困った時は心置きなくクリックしてみてください。きっとあなたのプリンタも復活させてもらえます。やり方が分からない場合は『遠隔操作サービス』もあります。料金も安いし、とっても良心的。天使の様な業者さんです。

 

 

【廃インクタンクのカウンタリセットをするならココ】

本来なら修理に2週間・6000円~9000円かかる所を、980円で処理する事ができました!ありがとうございました!ただめっちゃ疲れました!

 

2018年1月7日追記

インクカウンターリセットから約1ヶ月が経ちました。今の所全く異常はでてませんので、やはり成功していたのでしょう。よかったよかった。

 

 

 

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