フィルム(シート)型のミント味のお菓子なのか何なのか正体不明の変なヤツについて

当時の商品の写真を3分探したけど見つかりませんでしたので、似たような商品を掲載してます。

昔、駄菓子屋のガム売り場あたりに、こういう怪しげな箱に入ってて、小さいくせに150~200円ぐらいする高級品があったんですよ。

中にはセロハンテープみたいな透明のフィルムが入ってて、それを舌に乗せるとすぐに溶け、同時にミントの味が広がります。

『お菓子につかえるお金は1日100円まで』という呪印に縛られていた僕にはそう簡単に手を出すことができませんでした。

これを買ってしまうと、もろこし輪太郎とかコーラボールとか、主戦力たちのドラフト指名権が消滅してしまうのです。

 

で、これを食べてるヤツは大体ドヤ顔なワケです。

 

基本的に100円オーバーの商品を買える状況っていうのが

 

『昨日お菓子を我慢した時』もしくは

『ジャンプを買うと言って親に貰った200円で190円のジャンプを買ったお釣りの10円を週に1度横領し続けてそれなりの貯蓄額に達した時』

 

そんな超越された次元の先に存在しておりまして、そういう血生臭い努力の末に辿り着く場所っていうのはポテトチップスやピザポテト等の大袋スナック菓子って相場が決まってるんです。

それなのに『俺は大人だから時代の先端を行く商品を買っちゃうんだぜ』『君たち庶民と一緒にしないでくれたまえ』という常人の感覚を超えた優越感に浸りたいだけのなんちゃって花輪君が必ず登場します。

『えっ!?なんそれ!?一枚ちょうだい!』と言われたいが為に、友達の前でポッケからスッと出し紳士オーラをふんだんに撒き散らしながら『高いんだから1枚だけだぞ』と、束の間の殿様気分を味わえる。

 

味云々はどうでもよくて、そういう魔法の様な商品です。

 

これが不思議なもんで、決して美味いワケじゃないのに初めて味わう不思議な感覚と、花輪君に1枚しか与えられていないという欲求不満が絶妙なバランスで残り『もう一枚食べたい』という麻薬的要素を引き出してしまうのが恐ろしい所。

 

ポテチを買おうと思って持ってきた200円が手元にある。

この200円をポテチに変える事は簡単である。

故に魔法のシートに変える事も簡単なのである。

我が人生の中でここまで悩んだ二択が存在するのだろうか。

今までの自分と、これからの自分。

今この瞬間がそのターニングポイントとなりつつある。

おれも花輪君になりたい。

ならば行くしかない、修羅の道を・・・!

 

という流れで魔法のシートに手を出してしまうのですが、5枚も食うと確実に飽きるので『ああ、なんで俺はポテチじゃなくてこんなワケの分からん物を買ってしまったんだ』と後悔するところまでがセットです。

200円で葛藤と絶頂と絶望を同時に味わえるという点に置いては、たいへん優れた商品だったと言えるのではないでしょうか。

 

今では(昔もそういう商品だったかもしれないけど)口臭予防の商品として再販されているようです。

僕は見かけたことなくて、完全に商品自体が消滅していると思っていたのですが、ブレスケアが販売しているぐらいだから薬局なんかに行くと置いてるんじゃないでしょうか。

あの頃の花輪君感覚を26年ぶりに味わうためにも、発見次第すぐに購入したいと思います。

 

2 件のコメント

  • 僕がこのブログにコメントした日は2019年7月8日 8:56 PM 。
    それからもう5か月。
    面白くて週4ー5くらい見てます。
    なかなか予定があわずいまだに行けてませんが行ったときわは声をかけたいと思いますのでよろしくお願いします。

    • インターネット上初の〇×ゲーム大会ですね!懐かしいです!あの時は本当に必勝法を隠し持っていると思い恐怖に慄きました。どうにか引き分けに持ち込めてよかったです!ご来店お待ちしていますと言いたいところですが、愛知県からわざわざ足を運んでもらうのは申し訳ないので、いつか福岡県直方市が日本の首都になった時にでもよろしくお願いいたします!

  • コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。