使わなくなったまな板で『丸窓の看板』を作成する

【執筆】この記事は2012年6月にネット公開しました

【再編】この記事は2018年6月に再編集しました

 

おはようございます!

小学生の頃に友達と自転車で遊びにいって古い滑り台をすべってたら錆びて鋭利な刃物状になってた滑り台の一部にしもやけの小指が引っかかってザックリ切れて出血多量で死ぬかと思った丸窓店主です!

 

へえー。この看板を作ったのはもう6年前になるんですね。

というワケで今回は丸窓の看板を作ってみたいと思います。

使用する材料は『もう使わなくなったまな板』です。

丸窓操業当時から使われていたまな板かな?

・・・と思うぐらい年季が入ってまして、大きさも重さもかなりあります。買えばそこそこの価格になると思いますが、さすがに高山質屋でも買い取ってくれそうにない。

火事によって調理場の仕様が大きく変わり、このまな板を置く場所も無くなってしまいました。このままでは倉庫で寝たきりとなり、時と共に忘れられ、僕の孫あたりに処分されるのが関の山。

それでは成仏できないだろうという事で、新たな人生のスタートを切って頂こうと思います。

 

まずはその汚れきった身体をキレイキレイします。

サンダーという工具に紙やすりアタッチメントを付けて表面を薄く削っていきます。木の表面はどれだけよごれていても、その真下は新品そのもの。どんな木でもサンダー&紙やすりでたやすく復活します。表面は凸凹になりますが。

 

チョークで実際に字を書きます。

サイズが小さければパソコンで筆文字のフォントを印刷し、カーボン紙を上からなぞって転写できますが、さすがにこの大きさは逆に手間がかかりますので、フリーハンドで書きます。

全体のバランスを見ながら文字の大きさや字体を薄い筆圧であたりをとり、清書部分は筆圧を強くして後の加工がやりやすい状態にします。

 

さきほどのサンダー&紙やすりで文字を削っていきます。

紙やすりは木に対して水平に使うと薄く研磨できますが、縦に使うと木に溝を作れるほどの力を持っています。それを利用して文字の淵をとっていきます。

 

全体的に淵がとれたら、より深くサンダーを入れて掘りを深くして行きます。

理由は立体感を増幅させる為。

そして次の工程『色塗り作業』を楽にする為です。

 

濡らした雑巾で表面のチョークをキレイにふき取り、1日乾燥。

上部の矢印は途中で『いらねえなコレ』ってなったので掘ってません。

ここから字の内部に色を入れて行きます。

 

何の塗料を使ったか忘れましたが、多分『カンペハピオ』的なペンキだったと思います。

文字の淵を深く取っている事により、多少荒く塗っても、文字の外に色が飛ぶ心配が少なくなってます。

 

無事塗り終りました。

なかなかいい感じにできました。

あとはペンキをしっかり乾かして、ニスを塗って完成です。

 

僕の不本意な所で、文字の溝にダイソーのラメ入り金色塗料を塗られるハメになりました。溝の焦げた感じとか、掘りの角度のラインとかを出すためにこだわって作ったのですが、全て意味の無い努力となりました。

 

塗られちまったもんはしょうがない。

がっくし肩を落としながらも仕上げのニス塗りに入ります。

雨風あたるので裏表、上下左右、全ての面にニスを塗ります。

 

1週間ほどしっかりと乾かし、ついに出荷の日が来ました。

じゃあなまな板。

いや、看板。

達者で暮らせよ。

 

受け入れ先はココ。

大通り側の壁です。

父が作成した屋根の下に設置して施工終了となります。

本当にお疲れ様でした。

 

そして6年の月日が経った今

さすがに6年間も雨&直射日光に晒されたその身体は疲れ切っていました。表面のニスは、日焼けした皮膚の様にボロボロとはげ、文字も色あせている。

表面のニスを剥ぎ、溝に埋め込まれたダイソーの金色ラメを落とし、黒ペンキを上塗りして、更にニスをたっぷりコーティングいたしました。

 

そして大通り側から玄関前へお引越し。

飲食店のくせに『玄関に看板がない』という意味不明の我が店舗にも、ついに看板がお目見えいたしました。

その後、玄関も様々な改装を重ね。

 

 

落ち着く所に落ち着きました。

これからの老後はここでゆっくり過ごして頂きたいと思います。

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