こんばんわ!
このまえ専門学校時代・唯一の友達である栗野君(仮名)の結婚式で博多に行って3次会まで参加して寝るとこ無くて始発まで野宿した丸窓店主です!
さて、あの思い出すだけでも忌々しすぎて血圧急上昇レベルのトラウマ・スカルミリョーネの悲劇から早1年が経過しようとしています。
詳しくは下のリンクを見て頂ければ分かりますが、要するに12時間かけて作ったスカルミリョーネのアイロンがけに失敗したんです。
ついに来たる、復讐の時
スカルミリョーネ戦で完敗した僕は、リハビリも兼ねてFF3のジョブをコツコツと作っておりました。
そしてついに清き心を取り戻し、もう一度、あの気持ち悪い変なヤツを作る決意を固めました。次は絶対に勝つ。
スカルミリョーネに対する傾向と対策
前回の戦いの中で学んだ事を活かします。失敗は失敗で終われば失敗ですが、ここで成功に変えれば成功なのです。
この1年、ただバカみたいに指くわえて生きてきたワケじゃありません。ヤツを倒す為の『武器と防具』をそろえたのです。
プレートを改造
僕が使用しているアイロンビーズはかなり粒の細かい『ナノビーズ』っている種類なのですが、このプレートはめちゃくちゃ弱いです。
前回の戦いではいきなりプレートが分裂したり、ちょっとした衝撃でグラグラなったり、移動の際もすんごい大変でした。
今回は最初から9枚のプレートを合体させ、その下に強い補強材となるべニア板を接着。これで土台は完璧です。
ピンセットを改造
もちろんこちらも魔改造。『ナノビーズ会社が開発したナノビーズ用のピンセット』ってのも使ってみたんですが、これが何と、見掛け倒しのへぼへぼピンセットなのです。
なので直方各地の100円均一を行脚し、鋭い職人の目で可能性のあるピンセットを何名かスカウトしてきました。
さらに先端を削りあげ、ナノビーズをノンストレスで掴む事ができる細さと形状に加工し、やすりで仕上げました。これで武器は完璧です。
龍の盾を作成
これはアイロンをかけた後に圧をかけて反りをなくすための道具ですが、ぶっちゃけそんなに重要ではありません。本か何かで押せばいいだけなんで。
正直言うと、ベニヤが余ったから作っただけです。
参考資料の精度を上げる
前回は『小さな絵を拡大印刷したらアンチエイリアスが作動して結局はドットの見づらい資料になる』だのなんだの素人みたいな事を言いながら、紙に印刷した原寸大ぐらいの小さなドット絵と、スマホで検索した画像を拡大して見ながら作りました。
まぁーーーーー大変でした。
なので今回は『最初から1つ1つのドットがしっかり見える資料を用意する』というのが最重要項目だという事はしっかり認識しておりまして、もう誰がみてもハッキリクッキリ見える資料を用意しました。
比較してみてください。
【前回の資料①】

【前回の資料②】

【今回の資料】

どうでしょうか。
実際に前回の資料で1体を完成させた僕としては、もう二度とボヤけた物を参考にしたくないワケです。
アイロンビーズでもっとも大事なのは資料です。
特に大型作品は資料の精度で質と時間が決まります。
資料さえしっかり作りこめば、その後の工程はかなりスムーズになり、全体的な生産性が爆発的に上がります。
作成開始

さあて。
こちとらこの1年でビビるぐらいレベルアップしてきとんですわ。
暗黒騎士からパラディンになっとんですわ!!!
今回はあっけなく倒させて頂きますよ。

はい。4マス越えしている大事な黒点部分は事前に個数を数えてます。これで前回なんども苦汁を飲まされた『1ドットずれの悲劇』を回避。
ぬかりはありません。

1回やってるので大体の大きさも把握。
今回はもう少し真ん中よりに作っていきますよ。

使用する色ですが、ほとんど前回と同じです。
1体目がどんな感じの配色だったか見ながら進めていきます。
どうせ作るなら1体目を超えたいですからね。

作成開始から3日。
もうこの時点で1体目の配色を超えてます。
作業を進めていると気づいたのですが、やはり1体目は『ズレ』てました。ぱっと見じゃ分からないレベルですが、正確な資料を見ながら作っていると、ズレがはっきりと確認できました。

結婚式行ってきました。

2次会で酔っ払って、3次会で気づいた時には、なぜかカッターシャツのボタンが全て無くなってました。

作成4日目。
式も無事終わったのでガンガン行きます。
1体目からは想像できないぐらいのハイペースの進捗を見せてます。

もうね、勘で置いても大体あってるんですよ。
ズレる気がしない。
指が勝手に動く。
資料みる。
合ってる。
適当に置く。
資料見る。
合ってる。
舞い降りてる。
神が。
神しんじてませんけど。

もしかしてスカルミリョーネ作りの日本代表として東京オリンピックに出場できるんじゃなかろうかってぐらい、自分でも驚きのペースでどんどん完成に近づきます。
世界新でますよこれ。

まあおそらくこんな物を2回も作っている人間は日本中探しても僕ぐらいでしょうから、誰からも共感される事はありません。

とか言ってると出来てしまいました。
まだ4日目ですよ。
前は12時間かかりましたが、今回は6時間ぐらいで完成しました。ほぼ倍速。凄すぎる、僕。
しかし、この快進撃の裏には1つ犠牲がありました。
そう血圧。
なぜかこれを完成させた翌日の2019年6月13日の朝(今日ですね)血圧が爆上がりしたのです。
本当にフラフラして『これはやべえ。下手すりゃ脳みその血管爆発するかもしれん』ってぐらいの恐怖に包まれたんです。きっと目に映るスカルミリョーネからのメッセージだったんです。
昼の営業終わって計ったら160/112で、速攻病院に行きました。ちょっと追加の薬もらって今は落ち着きを取り戻しながらブログを書いておりますけども、これが僕の最後のブログにならない事を祈ります。
いや、僕の生死はどうでもいいんです。
もういちどパソコンの資料と比較してみたんですけど、なんか違う。

それもそのはず。
画面が発色している色と、印刷された色は違いますから。
そんな事にすら気が回ってないアホが印刷の資料だけ見ながら『2回目だし少し色を増やして作品に奥行きを出しちゃおう』などと付け焼刃な考えでオリジナリティを出した結果。
これが違和感の原因です。

紙の資料の感じは薄いピンクが混ざっているように見えたんですが、実際のパソコンの原画にはそんなもの混ざってませんでした。
薄いピンクを全部取り除き、薄い茶色(小麦色)に置き換え、これで本当に完成です。
終了もう嫌。
見たくないこんなやつ。
恐怖のアイロンがけ

ついに来ました。
1年という月日を越えた決着の時が。
もしですよ。
もし、万が一、これで壊れたとしましょう。
もう二度と作りません。
行きます。

前回は折り目がバキバキについたキッチンペーパーを使い、ビーズがその折り目に持っていかれる形で、歴史的大失敗をしてしまいました。
今回はあらかじめ重しを乗せ、できるだけ折り目を消して平らに仕上げたペーパーを使います。
で、前回までは『アイロンは中で』と言ってましたが、FF3のジョブの時に『中』で失敗を繰り返したので、今回は『強』で攻めたいと思います。

はい!
一発かけました!
アイロンエナジー再充電!再充電!
ピーコンッ!ピーコンッ!
ここまでは順調!
ビーズは浮いてません!
ここで!

はい蓋!
いや違う龍の盾で抑え込みます!
アイロンを温め直している間に熱されたビーズが冷え、収縮を開始!
ビーズの反りが始まります!
反り周辺に『くっつけてないビーズちゃん』が居れば、そこが危険区域になります!
やつらの好き勝手暴走させるワケにはいかないのです!
アイロンパワー充填最大出力100%発射用意!
GO!!!いけえええええーーー!!
と、実際はこんなテンションでやってませんよ言うて病み上がりですからね血圧ぶりかえしたら堪ったもんじゃありません。



結論から言いますと、成功です。
がしかし、細かいミスがちらほら。
まあ修正できるレベルなので良かったですね。


はい!
明らかに合成っぽいスカルミリョーネ完成!
ついに1年前のリベンジを果たすことができました!
これもひとえに僕の努力のおかげです!
ご清聴ありがとうございました!

次はこの変な亀を作ります。
四天王を完成させるのが先か。
脳みその血管が爆発するのが先か。
本当の勝負はこれからです。
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